気胸になった体験談を紹介!後編

2018年10月10日

 前回の続きの気胸体験記の続きを書いていきます!

3 手術~手術後

 恐怖の時間を過ごし手術日当日を迎えました。手術は14:00頃からで朝からは何も食べらることができず、経口補水液500mlのペットボトルを2本渡され最低1本は飲むようにと指示されました。↓

http://wakarukaigo.jp/archives/8284

 これがとにかく美味しくないんです。1本はなんとか飲みましたけど、2本全て飲むのは流石に無理でした。

 そして刻一刻と施術の時間が近づく中精神はパニック状態でした。実は昔2回ほど手術経験があり、もう手術に対してトラウマになっており、さらに全身麻酔がとても怖かったからです。全身麻酔は健康体の人でも何万人かに1人は死んでしまうらしいので、「全身麻酔を打ってそのまま目が覚めなかったら」と思うととてもじゃないけど手術を簡単に受け入れることはできませんでした。

一応手術室に入るまで、手術のキャンセルはできたので本当に手術するかキャンセルするか真剣に迷っていました。

しかし両方の肺が気胸なのでこれからの生活のことを考えるとやはり手術した方が賢明だと判断し仕方なく手術することへの意を決めました。

そして運命の時間がやってき手術室へ案内されました。もうここまで来れば何とでもなれ!っていうやけくそな気持ちになりましたね。

そして手術台へ寝かされ昔の記憶が蘇る…全身麻酔を打たれて4秒で意識が飛んだなーと、今回は全身麻酔を打たれる前に心電図をつけて点滴を打たれました。

いよいよ全身麻酔を投与すると言われ、「はい」と承諾し麻酔が体の中へ、今回は前回よりも長く起きていました(記憶では)いつの間にか意識が飛んでいました。

そして次に起きるとICU(集中治療室)にいました。家族がICUにいて少し話をしました。不思議とそんな気分は悪くならなかったのですが、やはり頭がまだ少しボーっとしていました。

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その後病室に帰りました。病室に帰って気づいたのですが、色んな管が体に入っており、その数なんと5本です!正直この時は生きている感じはしませんでした…もうこんな経験はまっぴらです。

4 退院~現在

 手術の翌日から、管が1ずつ抜かれていき生の実感を感じられるようになっていきました。最初に入れたドレーン(肺を膨らませる管)を抜く時はとても痛かったです。

それからなんとか退院まででき自宅に変えることができました。

傷も(2㎝ぐらいの傷)順調に回復していきました。ところがここである問題が!手術の時に少し自律神経を傷つけたことで息苦しさが頻繁に起こりました。そしてあるひ息苦しさでパニックになり、救急車を呼ぶことになり、また病院に送り返されました。

病院で検査したのですが特に異変はありませんでした。私がパニックになった要因として気胸の再発がありました。気胸は手術しても再発がよく起こる病気で、多い人では5,6回手術する人がいるほど再発率が高い病気ということを聞かされていたので、それで胸の痛みがあったものですから「もしかした再発したかもしれない」と勝手に思い自らパニックになってしまっていたのです。

病院につくと不思議と安心し、息苦しさは自然と治っていきました。翌日息苦しさがなかったので、退院できました。それから自宅に帰ったのですが、度々この息苦しさが続きました。その度に心の中で「再発してない、再発してない」と祈ってパニックを沈めています。現在も息苦しさがありますが、頻繁に起きないので助かっています。両方手術していたら息苦しさが倍だったかと思うと、片方だけ手術してよかったなーと思う日々です。残った右は手術するかしないかまだ検討中です。

~まとめ~

・気胸は細身の若い男性がなりやすい
・1度発症すると手術しても再発する確率が高い病気
・手術後1~3年は息苦しさを感じることがある
・予防には筋肉をつけることが効果的
・必ずしも筋肉がついてるからといって気胸にならないとは限らない
・ストレスも気胸に関係している
・手術後病気と長期的に付き合って行くことが大事
 

 ↑気胸に関して分かったことを上に書いておきました。私もまだ完璧に治ったわけではないので、長期的に気胸と向き合っていきます。