心臓のバイパス手術で小学校5年生の時初めて入院した体験

 皆さん病院での入院経験はありますか?

 若い方なら大半の方が入院経験はないと思いますが、私はもう3回も入院経験があるんです。以前気胸体験記についてこのブログでも紹介しましたが、それ以前にも実は入院経験がありました。

 私が初めて入院したのは小学校5年生の時です。本当は小学校1年生の時に心臓の病気が見つかっていたんですが、1年生の小さな体では手術が困難ということもあり、5年生まで延期されていました。

 入院が決まり手術が決まった当初とんとん拍子に話がきまり、当時の私にとっては手術はおろか入院すらしたことなかったのでそれはそれは恐怖でした。とりあえず、嫌だ!といった記憶があったのですが、5年生の私には拒否権なんてあるはずもなく勝手に入院が決まっていました。

 入院先は和歌山県にある日本赤十字病院でした。家は兵庫県であるので入院先自体が遠くもうとにかく大入院でした。当時5年生でしたので、母親が付き添いで2週間ほど私と一緒に病院に泊ることになりました。

 入院当日は、もう緊張で心臓がバクバクだったと思います。病室は、小児科病棟にある4人部屋でした。当時の私と同じ年代の子達がいました。昼休みに将棋とかした記憶があります。入院手続きが済んでからは色々な検査に行かされました。おもに心電図や採血です。

特に採決は貧血寸前まで血を採られたこともあり最悪な記憶だけ残っています。心電図はもう数十回していたのでいつもの感じでした。

 そしてここから手術日まで地獄のような入院生活を続けることになったのです…と思いきやそうでもありませんでした。当時の私は、手術は怖かったのですが、入院中は勉強もほとんどしなくてよく、なにより日赤ですから売店が多いんです、なので売店に入りびたりのある意味病院生活を満喫していました(今となってはこの時の自分が恐ろしい)。

 しかしそんな私でも手術日当日はそれはそれは緊張しましたよ。手術自体はバイパス手術という太ももから管を入れてそこから電流を流して手術する体には負担のない手術だったのですが、それでも全身麻酔はすると言われてたしやはり恐怖でした。

手術は午後からだったのですが、午前中何をしていたのか記憶に全くありません。そして手術室に行くとき家族の皆が見送ってくれるドラマで見る例のやつを本当にしました。まさか自分が見送られる方になるとは…とこの時ばかりは主役の座を早く降りたいと思いましたね。

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そしていざ手術台の乗った時はもう蛇に睨まれた蛙状態でもう抵抗する勇気すら出ませんでした。そしてガスマスクみたいなやつをされそこから何やら煙みたいなのが出るんですよ。それをしながら看護婦さんが数を数えてください!というから1から数を数えたんですよ。そしたら4と言った瞬間、ふわっと眠りについた記憶が今でも残っています。そうこれが全身麻酔でした。

 次目覚めた時は、ベッドの上でした。何やら点滴とかいろいろな管が入っておりとにかく体がだるかった記憶があります。手術当日はもちろん動けませんでしたが、次の日からはもういつものように売店に行っていました(どんだけ売店好きやねんと言いたくなります笑)

もうそこから退院日まではこんな言い方失礼ですが、バラ色の入院生活でした。とにかく病院中を探索したり、中庭に行ったり、売店に通いまくったりとにかく楽しみました(今考えたら能天気すぎ)。

 そして退院当日、普通に退院して帰りに和歌山マリーナシティに行き遊びました(旅行かw)。

 それから半年後その病気が再発するとも知らずに…

 今回は、初めての入院体験記についてお話しました。実は私同じ病気で2回手術しているんですよ。俗に言う再発というやつです。なので2回目の入院話もあるのですが、それはまた次の機会に。

 若い頃から入院生活をよくしてきた私が言えることは、できれば入院はしない方がいいということですね。やはり病院は負のオーラが漂ってますし、生気が吸い取られるような気がします。まあ無知だったとうこともありそこはあまり当時に私には関係ありませんでしたが(笑)

あと全身麻酔の恐怖ですね。あれは本当に怖いです。なんせ自分が眠る瞬間が分かりますから。それだけ麻酔が強力だということです。もう全身麻酔だけは本当に嫌です。

 以上入院体験記でした。少しでも入院するお子様の励みになれば幸いです。